弁護士法人天音総合法律事務所 presents ゆっきーのCan Can do it!

毎週木曜日 bayfm/78.0MHz 
15:51~15:58 放送!

『弁護士法人天音総合法律事務所 presents
ゆっきーのCan Can do it!

弁護士法人天音総合法律事務所の代表弁護士、
正木絢生先生とキャン×キャンのゆっきーが

身近な法律トラブルや法律、弁護士のお仕事について、
わかりやすく解説する番組!

正木 絢生

2021.10.7放送/正木絢生先生

第75回

あおり運転厳罰化から一年。あおり運転の被害に遭ってしまったら…!

20年ほど前、ゆっきーさんの相方さんの後輩がやんちゃな若者を言葉であおった結果、相方さんの車がめちゃめちゃになったことがあるのだそう。後輩に巻き込まれた形の相方さんは災難でしたが、言葉で「あおる」のも良くないものですね…!本当に相方さんと後輩が無事でよかった!

ということで、今日はもう一つ、「あおる」のはよくない、というお話です。
昨年(2020年)の6月に、「あおり運転」が厳罰化されてから1年が経ちました。
先日発表された警察庁のまとめによると、昨年6月にあおり運転の厳罰化を盛り込んだ改正道路交通法が施行されてから1年間で「あおり運転」として摘発された件数が、38都道府県で100件に上ったとのこと。
そこで今回は、改めて、あおり運転厳罰化について正木先生に詳しく伺いました。

あおり運転厳罰化の背景には、2017年6月に東名高速道路で起こった死亡事故と、2019年8月に常磐自動車道で起こった事件があります。どちらの事故・事件も、当時ニュースで大きく取り上げられましたよね。
正木先生によると、当時は「あおり運転」の定義が曖昧でしたが、先述の悪質な事故・事件を受け、道路交通法に「妨害運転罪」が創設されることになったとのこと。これが「あおり運転」の定義となり、違反すると重い罰則が科されるようになったそうです。

「妨害運転罪」に当たる行為としては、車間距離を取らずに、前の車に近づきすぎていたり、急ブレーキを踏んだり、執拗にクラクションを鳴らしたりなど、10個の違反があるとのこと。これらに該当する行為をした場合の罰則は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科されます。さらに、違反点数25点と欠格期間2年の免許取り消しの行政罰も科されるとのこと。
また、高速道路上で相手車両を停車させるなど、著しい危険を生じさせた場合の罰則は、5年以下の懲役または100万円以下の罰金、さらに、違反点数35点と欠格期間3年の免許取り消しが科されることになるとのことです。

厳罰化から1年が経ちましたが、警察庁のまとめによると100件中29件が悪質なケースとして、この著しい危険を生じさせる行為の罰則が適用されたとのこと。
また、摘発内容として多かった項目は、急ブレーキ(24件)、急な進路変更(20件)、車間距離の不保持(16件)、幅寄せや蛇行運転(16件)と続きます。
急ブレーキや、進路変更など、言葉だけ聞くと意外とありそうな行為ですよね。
明らかに「あおり運転」を受けた!というためには、やはり証拠が必要となるそう。そこで、あおり運転の被害に遭った時のために、ぜひ購入を検討していただきたいのが、ドライブレコーダーだそうです。
そして、もしもあおり運転を受けてしまったら、事故の危険を避けるため、道路上には絶対に停車をしないでください、とのこと。
人目のある駐車場やパーキングエリアなどに車を移動させ、警察に110番通報をしてください。その時、ドアを必ずロックして、車内で待機してください。相手が追ってきて脅されたりしても、決して外に出ないでくださいね、と話されていました。
もしあおり運転の被害にあっても、冷静に対応することが大切ですね。
また、自分があおり運転をしてしまわないように、安全運転を心掛けましょう!