弁護士法人天音総合法律事務所 presents ゆっきーのCan Can do it!

毎週木曜日 bayfm/78.0MHz 
15:51~15:58 放送!

『弁護士法人天音総合法律事務所 presents
ゆっきーのCan Can do it!

弁護士法人天音総合法律事務所の代表弁護士、
正木絢生先生とキャン×キャンのゆっきーが

身近な法律トラブルや法律、弁護士のお仕事について、
わかりやすく解説する番組!

正木 絢生

2021.2.25放送/正木絢生先生

第43回

お城など建物への落書きやいたずらはどんな罪に問われる?

昨年末から、岡山城や広島県の福山城、松山城や高知城で、お城に傷がつけられる事件が話題となっていましたね。なんとも腹立たしいニュースですが、このような行動はどんな罪に問われるのでしょうか?第43回は、「建物への落書きやいたずら」をテーマに、正木先生に解説していただきました!

最近問題となっていた「お城に傷をつけた」ケースは、文化財保護法(文化財の保存・活用と、国民の文化的向上を目的とする法律)違反の疑いで捜査が始まっているそうです。文化財保護法(第195、196条)の罰則規定によると、5年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金が科せられます。

お城のような文化財ではなく、お店のシャッターなど一般的な建造物に落書きした場合は、文化財保護法ではなく、刑法や軽犯罪法などで罰せられる可能性があります。刑法の器物損壊に当たる場合には、3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料(1000円以上1万円未満の罰金)とされており、実際に落書きによる器物損壊容疑で逮捕者も出ています。
ほかにも、特定のだれかを誹謗中傷するような落書きをした場合には名誉棄損罪や侮辱罪に当たる可能性が。また、敷地内に無断で立ち入って傷をつけたり落書きをした場合は不法侵入に当たる可能性もあります。

そして、刑事罰のほかにも民事で損害賠償請求をされることもあります。お城の事件のように、建物の修復が難しい場合には高額な賠償金を支払うことになるかもしれません。

いたずらのつもりでとった軽率な行動だとしても、違反となる法律は多く、罰則は思いのほか重いです。責任をもって行動しましょう!

現在は新型コロナで外出を控えている状況ですが、自粛が明けて自由に旅行ができるようになった際には、日本の財産を守るような行動を心がけましょう!