弁護士法人天音総合法律事務所 presents ゆっきーのCan Can do it!

毎週木曜日 bayfm/78.0MHz 
15:51~15:58 放送!

『弁護士法人天音総合法律事務所 presents
ゆっきーのCan Can do it!

弁護士法人天音総合法律事務所の代表弁護士、
正木絢生先生とキャン×キャンのゆっきーが

身近な法律トラブルや法律、弁護士のお仕事について、
わかりやすく解説する番組!

正木 絢生

2021.11.11放送/正木絢生先生

第80回

ゲーム課金?!家族に無断でクレジットカードを使われた!取り消すことはできる?

会話の中で度々ジェネレーションギャップを感じることのあるゆっきーさんと正木先生。
昔好きだったお菓子の話題にもジェネレーションギャップが。ゆっきーさんが食べたいというお菓子の名前に首を傾げる正木先生でしたが、そんなお二人のやり取りもぜひ楽しんでいただければと思います!

さて、第80回の放送では、「家族に無断でクレジットカードを使われた場合、取り消すことができるのか」ということについて正木先生に詳しく伺いました。
そもそも、クレジットカードは「本人以外使用できない」ということがクレジットカード会社の規約で定められています。ですが、今年9月、国民生活センターは、2020年度、保護者に無断でクレジットカード決済をするなど、小中高校生のオンラインゲーム利用を巡る相談が全国で過去最多の3723件に上ったと発表しました。気付いたら子どもが課金していて、高額請求が来た!という話、確かによく耳にしますよね。では、これは返金してもらえるのでしょうか?

民法では、未成年者が契約などの法律行為をする場合には、法定代理人(=保護者)の同意が必要であり、「同意を得ないでした法律行為は取り消すことができる」と定められています。しかし、このようなオンラインゲーム利用などの場合は、必ずしも返金してもらえるとは限らないそうです。
例えば、親のアカウントを使っていた場合、未成年者が使ったと証明することがそもそも難しいですし、未成年者が年齢を偽っていた場合や、保護者の承諾があると申告している場合にも、取り消しが認められない可能性があるそうです。
また、クレジットカード決済の場合、保護者はその管理責任を問われることになります。管理が不十分だったと見なされれば、やはり取り消しが認められない可能性があるそうです。

クレジットカードを誰でも触れられる場所に置いたままにしていたり、暗証番号について家族に話していたり、パソコンや携帯にカード番号やセキュリティコードを登録することも、管理不十分とみなされるとのこと。スマホやパソコンには、一度入力すると次回から自動で呼び出せる機能がついていることが多いですから、注意が必要ですね。

もし交渉しても課金の契約を取り消すことが出来なかった場合、支払いは契約者本人、つまり、クレジットカードの名義人である親が支払い義務を負うことになるそうです。
クレジットカードには、紛失や盗難によって不正利用された損害額を補償してくれる保険が附帯していますが、これはカード会社が調査を行い、明らかな不正利用が認められた時に適用されるものです。誰かにクレジットカードを貸したり、カードの管理が不十分である場合には、適用外となる可能性が高く、補償を受けることは難しくなるとのことでした。

また、子どもに限らず家族の誰かがカードを使用した場合、仮に名義人本人の許可があったとしても、「詐欺罪」が成立するそうです。これは、カードを使用した店舗やゲーム会社等に対して、名義人を偽って詐欺を働いたとみなされるためとのこと。詐欺罪に問われた場合、10年以下の懲役が科されます。
かなり重い罪になるんですね。子どもさんは、クレジットカードの仕組みや課金の仕組みを知らないことも多いですから、家族でしっかりと話をすることも大切かもしれませんね!

もしも家族がクレジットカードを使い、高額請求が来て払えそうにない場合には、早めに弁護士にご相談ください、とのことでした。支払期限を過ぎると、利息で金額も膨らみますし、滞納や支払拒否をすると信用情報機関に事故情報が登録される、いわゆる「ブラックリスト入り」することもあるそうです。

高額請求の支払いや、月々の支払いにお困りの方は、ぜひ正木先生のいる弁護士法人天音総合法律事務所にご相談してみてくださいね!