弁護士法人天音総合法律事務所 presents ゆっきーのCan Can do it!

毎週木曜日 bayfm/78.0MHz 
15:51~15:58 放送!

『弁護士法人天音総合法律事務所 presents
ゆっきーのCan Can do it!

弁護士法人天音総合法律事務所の代表弁護士、
正木絢生先生とキャン×キャンのゆっきーが

身近な法律トラブルや法律、弁護士のお仕事について、
わかりやすく解説する番組!

正木 絢生

2021.7.29放送/正木絢生先生

第65回

コロナ禍で増えている?!DV被害に遭っている場合、どうすればいいの?

ゆっきーさんの実家にあるおもちゃ箱のお話から始まりました第65回は、コロナ禍で増えていると言われているDV被害について、正木先生に詳しくお話を伺いました。

内閣府の研究会によれば、昨年の4月から今年の2月までに全国の相談センターに寄せられたドメスティックバイオレンス(DV)の相談件数が、前の年の同じ期間と比べて約1.5倍となる、17万5693件にのぼっているとのことです。コロナ禍での外出自粛により、お互いにストレスが溜まっていることも原因の一つと言えそうです。

実際にDV被害に遭っている場合、まずはご自身の身の安全の確保をしてください。
ご家族や知人に相談してもいいですし、最寄りの相談センターに相談しても構いません。更にDVがエスカレートしてしまう前に、まずは避難することを考えてほしいとのことです。

また、そこまでの状況になりますと、離婚を考える方もいらっしゃると思います。
そのための準備についても正木先生に伺ったところ、3つのポイントを教えていただきました。

まず一つ目は『別居』です。前述した身の安全の確保になります。離婚をしたいと伝えたことで、相手から更に暴力を振るわれる可能性もありますので、話をする前に別居をしておいた方がいいとのことです。

二つ目は『相談』です。一人で戦うのは精神的にも苦痛が大きいですし、怒った相手から更に暴力を振るわれてしまう可能性もありますので、お近くの支援センターや最寄りの弁護士など、必ず第三者に相談をしてください。相談することで、スムーズに離婚を成立させるにはどうしたらいいかなどのアドバイスをもらうこともできますし、間に誰かが入ることで、1人で相手と話をするより気持ちも楽になります。

そして三つめは『証拠』です。当事者同士の話し合いだけでは、お互いに怒りや恐怖で冷静に話が進まないことが多いですし、調停や裁判に発展する可能性もあります。
その時には、DVに遭っていたという客観的な証拠が重要になりますので、こちらも弁護士に相談して、どういった証拠を残しておいたらいいかなどアドバイスをもらうと良いとのことです。

安全確保のため避難するときに、知り合いやご家族を頼る方もいらっしゃると思います。その際には、裁判所の保護命令という制度を利用しましょう。これを申し立てると、加害者に対して裁判所から被害者への接近の禁止や、電話の禁止、住居からの退去命令などが出されますので、安全性が増すと思われます。
そのほかにも「シェルター」と言われる、一時的に避難できる施設などもあるとのことです。
被害者の安全の確保のために、所在地が非公開になっていますので、相談センターなどへ連絡してみてください。

弁護士に相談すれば、離婚する際の、相手への慰謝料請求などについてもアドバイスいただけるとのことです。DV被害に遭っている場合は、絶対に1人で悩まず、勇気を出して誰かに相談してくださいね。