弁護士法人天音総合法律事務所 presents ゆっきーのCan Can do it!

毎週木曜日 bayfm/78.0MHz 
15:51~15:58 放送!

『弁護士法人天音総合法律事務所 presents
ゆっきーのCan Can do it!

弁護士法人天音総合法律事務所の代表弁護士、
正木絢生先生とキャン×キャンのゆっきーが

身近な法律トラブルや法律、弁護士のお仕事について、
わかりやすく解説する番組!

正木 絢生

2021.2.11放送/正木絢生先生

第41回

スマホゲームの課金で返せなくなってしまった借金はどうすればいいの?

まだまだ続くコロナ禍。家で過ごす時間が増えたことで、スマホゲームを始めた方も多いのではないでしょうか。ゲームにハマってしまうと、欲しいアイテムや強いキャラクターを手に入れるため、「ガチャ」(ゲーム内のアイテムを抽選によって購入・取得する仕組み)についつい課金してしまいますよね。中には月に10万円以上使う方もいらっしゃるそう…!
このような浪費が原因で返せなくなった借金はどうすればいいのでしょうか。 第41回は「自己破産の免責許可」について正木先生に解説していただきました。

国民生活センターによると、2020年9月30日時点で「全国消費生活情報ネットワークシステム」に寄せられたオンラインゲームに関する相談は、前の年と比べて約3割増えたそうです(もちろんすべてがスマホゲーム課金による借金の相談ではありません)。
不当な景品類および表示による顧客の誘引を防止する目的で定められている「景品表示法」では、「ガチャ」で特定の数種類のアイテムをそろえると別の新たなアイテムがもらえる、いわゆる「コンプガチャ」は禁止されています。それでも課金してしまう方は多く、こういったところへご相談されるのでしょう。

さて、自己破産の手続きでは、借金の支払いを免除してもらう「免責許可」が必要になりますが、その許可が下りない場合があります。破産法に定められている「免責不許可事由」に該当する場合です。例えば、収入に見合わない買い物や遊興による「浪費」、株やFXなどの「射幸行為」、パチンコや競馬などの「賭博」がこれにあたります。スマホゲームの課金は「浪費」にあたると判断される可能性が高いです。

ただ、免責不許可事由に当たるからと直ちに免責されないというわけではありません。「裁量免責」といって、裁判官の裁量で例外的に免責が認められるケースもあります。もちろんすべての方が認められるわけではないですが、借金をした理由や現在の生活状況などの総合的な事情を考慮して、免責した方が良いと判断されると許可される場合があります。

借金を解決する方法は自己破産だけではありません。程度によっては借金を減額する手続きである「任意整理」や「個人再生」を検討することも可能です。ですから、「借金の理由が免責不許可事由にあたるから絶対に立ち直ることができない…」と諦めずに、まずは弁護士に相談しましょう!ご相談はぜひ正木先生のいる弁護士法人天音総合法律事務所まで!