弁護士法人天音総合法律事務所 presents ゆっきーのCan Can do it!

毎週木曜日 bayfm/78.0MHz 
15:51~15:58 放送!

『弁護士法人天音総合法律事務所 presents
ゆっきーのCan Can do it!

弁護士法人天音総合法律事務所の代表弁護士、
正木絢生先生とキャン×キャンのゆっきーが

身近な法律トラブルや法律、弁護士のお仕事について、
わかりやすく解説する番組!

正木 絢生

2021.8.26放送/正木絢生先生

第69回

奨学金の債務整理、早めの相談が大切!

小学生のころ、カツアゲに遭いそうになって知らない家に逃げ込んだというゆっきーさん。緊急時の避難なので、不法侵入には当たらないと聞き、ほっと一安心。そんなゆっきーさんのちょっと怖い体験談から始まった第69回は「奨学金の債務整理」について正木先生に詳しく伺いました。

文部科学省、科学技術・学術政策研究所が6月29日に公表した「修士課程(6年制学科を含む)在籍者を起点とした追跡調査」によると、返済義務のある奨学金や借入金がある大学院生は、全体の3分の1以上いることがわかりました。そのうち半数近くが、300万円以上の借り入れがあるのだそうです。

正木先生によると、奨学金の債務整理は可能ですが、消費者金融や銀行のカードローンとは異なり、いくつか注意点があるとのこと。
一つ目は、連帯保証人です。
奨学金は、連帯保証人がついているケースが多いため、主債務者である本人が債務整理をするとなった場合には、連帯保証人へ請求が行きます。保証人が払える場合は問題ありませんが、残額を一括請求されることが多いため、保証人も一緒に債務整理を検討する必要が出てくる可能性があります。
二つ目は、利率の問題です。
奨学金は、消費者金融や銀行のカードローンに比べて利率が低く設定されており、中には無利息のものもあります。そういった債務は債務整理をしても大幅には減額されないため、債務整理のメリットは少ないと言えるそうです。

奨学金の場合には、債務整理よりも前に、減額返金や、返済猶予といった制度の利用を検討すると良いとのこと。弁護士も情報提供やアドバイスをすることはできますが、奨学金の減額や猶予については、日本学生支援機構に直接の申し込みとなるため、まずはそちらへのご相談がよいそうです。
ただ、奨学金以外にも借金があって、返済が苦しいという場合には、すぐに弁護士に相談してください。もし破産をすることになったとして、その前に奨学金だけ返済をしていたりすると、特定の債権者のみ優遇していたとして、免責の許可をもらえなくなってしまう可能性もあります。気付かないうちに不利な方法を選んでしまっていることもあるとのこと。
特に、返済が苦しいと、精神的な余裕もなくなってきますから、自分だけで判断せず専門家の助言や指示を仰ぐことが大切だそうです。

実際に、債務整理の相談をされる方の中には、奨学金がある方もたくさんいらっしゃるそう。
奨学金の返済のために他から借金をして、さらに生活が苦しくなってしまうような悪循環に陥ってしまうことも多いそうです。債務整理の中でも、奨学金は少し特殊なものとなるため、債務整理を検討するのであれば、是非早めにご相談ください。

債務整理のご相談は、是非、弁護士法人 天音総合法律事務所まで!