弁護士法人天音総合法律事務所 presents ゆっきーのCan Can do it!

毎週木曜日 bayfm/78.0MHz 
15:51~15:58 放送!

『弁護士法人天音総合法律事務所 presents
ゆっきーのCan Can do it!

弁護士法人天音総合法律事務所の代表弁護士、
正木絢生先生とキャン×キャンのゆっきーが

身近な法律トラブルや法律、弁護士のお仕事について、
わかりやすく解説する番組!

正木 絢生

2021.9.9放送/正木絢生先生

第71回

高額転売は違法!?フリマアプリに出す時は要注意!!

ゆっきーさんの豆知識が所々発揮された第71回は、先週に引き続きオリンピックに関連する話題を取り上げました。
東京2020オリンピックのスケートボード・男子ストリートで金メダルを獲得した堀米雄斗選手が着用していたユニフォームが人気を集め、一部の人が高額で転売している事が問題となりました。定価が消費税込みで12,100円のユニフォームに、一時は定価の倍近い価格がついていたともいわれているそうです。転売は、法的にどのような問題があるのでしょうか。今回は、「転売」について正木先生に詳しく伺いました。

中古品を売るには、本来、古物商の許可が必要になります。
自分が使っていた不用品を売るのは違法とならないのですが、中古品を安く仕入れて転売することは違法行為となるとのこと。転売目的で大量に仕入れて販売することは、古物営業法での無許可営業とみなされ、逮捕される可能性があります。

古物営業法では、古物商の許可が必要なものの区分が定められており、衣類だけではなく、時計やバッグ、本なども含まれている為、普段フリマアプリに出品されているようなものはほとんどがその対象となるそう。家の大掃除などで、一度に大量に出品するような行為は違法になりませんが、大量仕入れだけでなく、儲けるためにフリマアプリで安く仕入れ、それをさらに売るような行為なども違法となる可能性があるそうです。
古物営業法違反の罰則は、「3年以下の懲役又は100万円以下の罰金」となります。

古物営業法のほかにも、お酒は「酒類小売業免許」が必要となるため、許可なくお酒の販売をしてはいけません。また、2019年には「チケット不正転売禁止法」が施行されました。この法律では儲ける目的でチケットの転売をすることが禁止されています。定価や、それよりも低い値段で販売する場合は違法にはなりませんが、最近はチケットの販売元が転売のルールを明示しているところも多くあります。法律だけではなく、販売元のルールもよく読んで取引をすることが大切です。
チケット不正転売禁止法に違反した場合は、「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金、もしくはその両方」が科される可能性があります。

コロナ禍では、マスクの高額転売も法律で禁止されましたが、フリマアプリに出品する際にも、ルールをよく読み、知らないうちに違法な取引をしてしまっている、ということのないよう、気を付けることが大切とのこと。
フリマアプリは便利ですが、ルールやマナーを守って、上手に使っていきたいですね。