弁護士法人天音総合法律事務所 presents ゆっきーのCan Can do it!

毎週木曜日 bayfm/78.0MHz 
15:51~15:58 放送!

『弁護士法人天音総合法律事務所 presents
ゆっきーのCan Can do it!

弁護士法人天音総合法律事務所の代表弁護士、
正木絢生先生とキャン×キャンのゆっきーが

身近な法律トラブルや法律、弁護士のお仕事について、
わかりやすく解説する番組!

正木 絢生

2021.9.2放送/正木絢生先生

第70回

SNSで誹謗中傷!どんな罪に問われるの?

東京2020オリンピックが終わりました!どの競技も素晴らしかったですが、ゆっきーさんはやはり沖縄出身の空手選手、喜友名諒選手の金メダルに大感動だったとのこと!金メダル獲得、本当におめでとうございます!

さて、正木先生もゆっきーさんも大注目だったオリンピック。オリンピック・パラリンピックでは、出場選手への注目が高まると同時に、池江璃花子選手がツイッターでオリンピックへの出場辞退を求めるコメントが寄せられていたことを明かすなど、SNSを通じた選手へのコメントが問題となることもありましたね。コメントの中に、「消えろ」などの心無いメッセージがあった選手もいたということで、誹謗中傷の問題が深刻化していることが、ニュースなどでも取り上げられました。
そこで第70回は、改めて「誹謗中傷」について正木先生に詳しく伺いました。(※第21回の放送でも誹謗中傷について解説しています。)

実際に誹謗中傷をすると、どんな罪に問われるのでしょうか。
例えば、「消えろ」のようなメッセージの場合は、「侮辱罪」に当たる可能性があるとのこと。
侮辱罪は具体的な事実を摘示せずに不特定多数の人に知られる形で侮辱することで、この罪にあたる場合、「拘留又は科料に処する」と定められています。
また、よく耳にする「名誉棄損」は、社会的地位や名誉を低下させるような書き込みやメッセージなどに対して適用されます。例えば、「〇〇選手は学生時代、成績はオール1だったので馬鹿だ。」というように、具体的な事例を挙げて中傷した場合です。
ただ「馬鹿」と罵るのは侮辱罪、具体的な事例を挙げて、相手の信用を下げるようなことを言うのが名誉棄損罪とイメージするとよいとのこと。
名誉棄損罪の場合は、その書き込みの内容が事実であってもそうでなくても「3年以下の懲役、もしくは禁錮、又は50万円以下の罰金に処する」と定められています。

その他、相手やその家族の生命や身体、名誉、財産に対して危害を加えることを告げ、相手に恐怖を与えるようなことをした場合には、脅迫罪に問われる可能性があるとのこと。
脅迫罪は、「2年以下の懲役、又は30万円以下の罰金」が科されます。

日本オリンピック委員会によると、SNSなどの書き込みをモニタリングし、誹謗中傷に当たるものは記録しているとのことです。今後、選手への誹謗中傷を行った人に対してどのような動きがあるのかについても注意して見ていきたいですね。

新型コロナウイルスの影響で開催が1年延期され、出場できるかも危うい状況の中、開催を信じて調整していた選手たち。誰もが大変な状況ではありますが、できれば、心無い言葉ではなく、温かい言葉をかけてほしいですね。
SNSは気軽に相手に言葉を届けることができますが、意見を伝えることや批判することと誹謗中傷を混同しないことが大切です。みんなで気をつけていきたいですね!