弁護士法人天音総合法律事務所 presents ゆっきーのCan Can do it!

毎週木曜日 bayfm/78.0MHz 
15:51~15:58 放送!

『弁護士法人天音総合法律事務所 presents
ゆっきーのCan Can do it!

弁護士法人天音総合法律事務所の代表弁護士、
正木絢生先生とキャン×キャンのゆっきーが

身近な法律トラブルや法律、弁護士のお仕事について、
わかりやすく解説する番組!

正木 絢生

2021.4.15放送/正木絢生先生

第50回

SNSのなりすまし行為にご注意を!

今回は、記念すべき第50回放送でした!ゆっきーさんは、今年に入って急激に流行している音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」を始めたとのことですが、自分も相手も顔が見えない音声コンテンツの場合、「なりすまし」が増えるのではないかという不安があるという方も多いのではないでしょうか?そこで今回は「SNSのなりすまし問題」ついて正木先生にお話をお伺いしました。

実は、なりすまし行為そのものを罰する法律はないとのこと。
規約として、なりすまし行為自体を禁止しているというSNSは多いので、その規約違反でアカウントを凍結されるなどといった処置はあると思いますが、なりすましだけで刑事責任を追及することはできません。
しかし、他人になりすまして、その人物の評価を下げるような行為をした場合は、名誉毀損罪などが成立する可能性がありますので注意が必要です。
以前、誹謗中傷についてご紹介しましたが、他人になりすまして誹謗中傷をした場合でも、刑事と民事の両方で法的な責任を追及される可能性があるとのことです。
民事裁判では実際に、SNSで他人になりすまして別の利用者を罵倒する内容の書き込みをした事件で、なりすましをされた方の名誉権、肖像権を侵害したとして賠償命令が下されたという例もあります。

さらに、単純に他人の名前を勝手に使ってアカウントを作成するなりすましではなく、IDやパスワードを不正に入手してアカウントを乗っ取る行為は、「不正アクセス禁止法」違反となる可能性があります。
この法律では、IDやパスワードを不正に入手して相手になりすました場合、「不正アクセス行為」にあたるとして3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。

本人なのか分からないSNSアカウントも結構見かけますが、軽い気持ちで作ったアカウントが実は犯罪につながってしまうというケースもあるので注意が必要です。
大きなトラブルに発展してしまってからでは取り返しがつかなくなってしまうかもしれませんので、なりすまし行為は絶対にしないようにしてくださいね。